聖霊の風を舞う鷲のように

 鳥の王者である鷲は、爪やくちばしが古びてくると、洞穴に入って断食をします。するとその間に、くちばしや爪が抜け落ちて、生え変わるのを待つのです。数日間の断食のあと、新しい爪やくちばしが生えてきます。するとこの鷲は洞穴から勢いよく抜け出して、大空に飛び立ちます。そして高いところから、獲物めがけてまっしぐらに突進するというのです。
 私たちの断食祈祷も、この鷲のように古びたものが一掃されて、新しい人になって聖霊に満たされて出ていくためのものです。

 主は言われます。
「だれか自分の命をかけてわたしに近づく者があろうかと 主は言われる。」(エレミヤ30章21節)

 弟子のヨハネはイエス様のみ胸に寄り添う人でした。主の心臓の音を聞いたのです。不思議なことですが、夫婦や親子など、心臓の音を聞き取る関係の対人ゾーンはお互いの愛を深めます。抱きしめられて、言いようもない平安に満たされ、一つになっていきます。愛に言葉はいらないものなのです。イエス様とこのヨハネの関係のように、イエス様と私たちもまた、あの十字架によって砕かれたそのわき腹に身を寄せることによって、一つとなります。

 断食をもって、十字架を通して主のみ胸に抱かれるとき、私たちは主の思いを知ります。「もう時がない」(黙示録10章6節)と天使に言わせた主の切迫した思いを知るのです。
 1844年以降、世界は大いなる贖罪の日に入っています。この日に神の民がなさなければならないこと、それは何でしょうか。「これはあなたがたが永久に守るべき定めである。すなわち、七月になって、その月の十日に、あなたがたは身を悩まし、何の仕事もしてはならない。この国に生れた者も、あなたがたのうちに宿っている寄留者も、そうしなければならない。この日にあなたがたのため、あなたがたを清めるために、あがないがなされ、あなたがたは主の前に、もろもろの罪が清められるからである。これはあなたがたの全き休みの安息日であって、あなたがたは身を悩まさなければならない。これは永久に守るべき定めである。」(レビ記16章29節~31節)

 悔い改めの思いをもって、主に近づく。それはこの時代に対する主の思いを知るためであり、聖霊によって新しくされて、主が願われる宣教の働きに献身するためです。この断食祈祷が日本のアドベンチスト教会に大リバイバルをもたらす霊的なターニングポイントとなりますように!
 祝福をお祈りしています。

① 断食中は十分に水分補給するようにしてください。
② 断食明けの食事は、ボリュームの少ない軽めのものをとるようにお勧めします。
③ 断食中は、聖書を読み、祈り、瞑想することに集中してください。

セブンスデー・アドベンチスト教団 伝道局長 花田憲彦